
パーキンソン病の「パークさん」
パーキンソン病の場合、「パーキンソン病」という言葉と「パーキンソン氏病」という、このふたつの言い方があると思います。
これは、どちらが重い病気、軽い病気のように聞こえるでしょうか?
これはね、人によって微妙かも知れないんですけれど、わたくしは言葉というものを非常に重視していますので、言葉についてお話ししたいと思います。
わたくしの場合は、「氏」、彼氏とかね、そういうときの氏ですよね、足利尊氏の氏ですけれども、「氏」が付いた方が、より楽な感じがするんですね。 「パーキンソン氏病」。 よくあるのですが、カタカナの病名が付くと、いかにも難病のように聞こえますよ。
例えば「バセドー病」や「メニエール病」など、なんとなく「難病!」って感じがしますよね。
わたくしは「パーキンソン病」は「パーキンソン氏病」の方がいいと言っています。
そして、「パーキンソン氏病」じゃなくて、さらに「パークさん、パーク氏」というふうに言いたいんですね。
「パークさん」だったら、みなさんの中に、難病という概念は浮かばないでしょう。
そう思いませんか?
目の前に、パークさんという男の人が、いると思ってください。
それで、そのパークさんと仲良く付き合っていくために、どうすればいいかを考える必要があります。
パークさんはとても、怒りっぽいんです。
怒りっぽいですけど、その人たちをわたしの味方に引き入れるんです。
そういう感覚で考えれば、パーク氏というひとりの人格であると思うことです。
その人と付き合うと考えると、気持ちがかなり楽になりますよね。
パーキンソン病と「闘う」という考え方は、絶対にやめてください。
よくありますでしょう「がんと闘う」って・・・
がんと闘った人は、みんな死んでいますから。
これは、面白い話なんですけど、がんと闘った人はね、みんな死ぬんですよ。
ですから、パークさんと闘ってはだめですよ。
パークさんと闘うのではなくて、パークさんと仲良くしましょう。
パークさんを説得しながら、あるいはすかしながら、絶対にけんかしないようにしましょうね。
このパークさんについて、有名な水嶋丈雄先生の文章について、ご紹介したいと思います。
-パーキンソン病、(パーク君)は、脳の神経細胞の一部が変性し、体が思うように動かなくなっていく進行性の病気です。
約200年前にイギリス人のジェームス パーキンソン医師が初めて報告したので、パーキンソン病といわれるようになりました。-
要するに、人の名前だということですね。
ですから、パーク君というのは、決してでたらめな話じゃないんです。
パーク君を、ミッキーマウスみたいなものだと思うようにしましょう。 思うだけで、ものすごく気持ちが楽になりますよ。
そのように思ったほうが、みなさんの病気が楽になると思います。
これは、ふざけている訳ではなくて、本気の話です。







