
「医道の日本」の2003年
鍼灸の論文について、少しお話ししたいと思います。
まず「医道の日本」の2003年版ですね。
これは、非常に長い論文ですので、まとめの部分だけ読ませていただきます。
-パーキンソン病について、鍼灸療法は非常に有効に血中ドーパミンを増加させた。
中には、L-ドーパを休むことの出来る人もいたが、これは稀なケースで、L-ドーパなどの薬を用いながら、症状の改善を目標に鍼灸治療を行うのが望ましい。
また、L-ドーパが過剰な場合は、活性酸素を減少させることにより、血中ドーパミンを減少させることができた。
これにより、交感神経の緊張による自律神経症状を軽減させうると考える。
鍼灸治療が無効な場合は、元々交感神経の緊張を認めないケースで、リンパ球を調べるか、もしくは交感神経の緊張を脈状診で確認したい。-
これは手の脈でみてほしいということですね。
-鍼灸治療のポイントは、副交感神経を刺激する治療であること、また頭皮鍼、頭の鍼を併用することである。
脳血管性パーキンソニズムや変性疾患パーキンソニズムにおいても、症状の緩和を目的に行う鍼灸治療は、有用であると思われるが、これらは重症なケースが多いので、主治医と連絡を取りながら治療されることが望ましい。
パーキンソン病にかかわらず鍼灸治療とは、NBMをその本とすること(個人の生活を考慮した証拠を確保した背景)を目的とするため、個々によって、その治療穴は異なる。
このため、患者の病態の正確な診断が必要である。
特にパーキンソン病は、中医薬的には「風」に属するため、どこから「風」が出現したのかをしっかり把握して、治療穴を選択していただきたい。
更にドーパミンを増加、もしくは調整するために、頭皮鍼が有用である。
決して交感神経優位にならないように、自分なりの副交感神経調整療法を持っていただきたいと考える。-







